私は晴眼者です。
コーチングを学びはじめて7年になります。
コーチングは「聴く」「認める」「質問する」などのスキルの向上に力を注いでいる
人も少なくないと思いますが、私は、コーチングにおいて最も学ぶべきところは、ス
キルの向上と同様にビーイング(自分は誰か)であり、「自分は誰か」という問いを
常に自分に対して投げか続ける事だと思っています。
私は、コーチングは「パンツを脱ぐ作業」だと思っています。
「さぁ!今ここでパンツを脱ぎなさい!」といわれて、「ハイ、脱ぎます!」という
人は100人中ほとんどいないでしょう。
なぜ、パンツを脱がないのでしょうか?
答えはひとつ、恥ずかしいからです。
コーチングもパンツを脱ぐことと同じことではないでしょうか。
自分の過去、今、置かれている状況、心に湧き起こる様々なことなどを第三者に話す
事は容易ではないはずです。
それを私たちコーチはクライアントに求めるわけです。
ですから、自分もパンツを脱いでクライアントに向きあわなければ相手はパンツを脱
いではくれないでしょう。
これはクライアントだけではなく、人ともっと信頼しあえる関係性を築く上で素の自
分でいるという事は重要なことではないでしょうか。
素の自分でいるという事は、自分を丸ごと受入れ相手も受け入れるということだと私
は理解しています。
文字通り簡単な事ではありません。
11月の3日〜5日の3日間、リーダーシップ世界大会が東京の両国で催されました。
今回のテーマは、「全ての人がリーダーである」そして、「リーダーである誰もが持
っているユニークさが未来を創る」というものでした。
初日、会場へ入ると何人かの視覚障害者の方々がいらっしゃいました。
偶然に彼らがアリスプロジェクトのメンバーという事を知った私は、迷わず彼らに声
を掛けました。
誤解を恐れずに書くと、私は彼らともっと話がしたい。もっとお互いを知り合いたい
のです。
今回のリーダーシップのテーマである「個々のユニークさ(その人らしさ)が未来を
創る」が同じ国で生まれ育ちながらも違う世界観を持っている人ともっと知り合えた
らどんな世界が生まれるのでしょうか。
それを考えただけで私はわくわくしてきます。
そのために私は今後もパンツを脱ぎ続けます。
