しかし自身は社会福祉系の学部に通っていたわけではなく、誰かのために役に立ちたい、何かをしたいという熱い思いはあるものの、資格もなければ方法も分からず悶々とする毎日が続いていた。

そんなとき、何気なく夕方のニュース番組の特集コーナーをぼんやり見ていた私の耳に、「コーチング」という聞き慣れない言葉が飛び込んできた。
なんでも、人の話に耳を傾けるのが仕事のようだ。 しかも電話で行うことが中心なので、視覚障害を持っていて外出があまり得意ではない私にも、なんか、出来そう。 すごくワクワク。
しかし、そのときはただ何となく眺めていただけで、温かい毛布にくるまった私は、そのまま現在に至るまで長い長い転寝に入ってしまったようであった。
そんな私が「コーチング」という懐かしい友達と再会を果たしたのは2007年の夏のことだ。 アリスプロジェクトのコーチング体験会へのお誘いをいただいた。
あ、あのときの
そんな思いが一瞬にして体中を駆け巡る。
これは、やらなきゃ、あのとき、ぼんやり通り過ぎてしまった懐かしい友達に、今度こそ、会いにいかなければだめだ
そのように思って気持ちが走り出す。そして今日まで、学びを続けている。
懐かしい友達と初めてガッチリ握手を交わしてみると、その温かさ、実りの多さにとても驚く。 私があのとき手に入れたかったもの。
誰かの役に立つ
誰かを幸せにする
誰かを目的地まで、ゆるやかにお届けする
そして、誰かの心にそっと寄り添う
そんなことが、叶いそうな予感である。
さて、次回の自己紹介するのは、アリスプロジェクト1期生のドルフィンさん。 コーチングという学びに対して誰よりもまっすぐに、そして誰よりも強い好奇心を持って取り組んでいる素敵な人。
お楽しみに。

